お手紙

うさこさん

初級セミナーでお世話になったふゆです。
うさこさんに、勝手にメッセージを送りたくて書いています。

私は、不安障害という病気を抱えていて、薬を飲んでいる副作用で、手が震えるんです。でも、初級セミナーで、やりたいことをやろうと決めたので、やりたかった茶道のお稽古を再開したんです。そしたら、お稽古中に、両手がぶるぶると震えて、抹茶をすくってお茶碗に入れられなくて、すくうそばから、抹茶の粉が茶器の中に落ちてしまって、もう、動揺してしまって、見られてる人にもどう思われただろうと恥ずかしくて辛くて、ショックでした。
昔、不安障害の病気になる前に習っていた時は出来ていたことが、出来なくて、人のお稽古を見ていても、ああ、お茶をすくうことすらできないなら、あれもこれも出来ないかも。と思うとあまりのショックと恥ずかしさでその後は上の空、あんなに楽しみにしていたお稽古なのに、楽しめず呆然として初日は帰りました。もう、恥ずかしくて、お稽古が怖い、不安だ、行きたくないかも。という気持ちにもなってしまいました。

うさこさんは、視野が狭いことで、どんなにか悔しい思いをして、どんなにか人目を気にして頑張ってきたんだろうなと、自分が手の震えで支障を感じることで、初めて想像が少しついて。

でも、初級セミナーで、うさこさんは、キラキラしていた。ゆっくり、歩くけれど、ホワイトボード消しは、人にお願いしていたけど、でも、生き生きして心のことを教えてくれた。私が泣いているのに気付いて、背中に手をあててくれた。

うさこさんなら、やりたいことをやって、いいよー！震えても、いいよー！って言ってくれるだろうな。
と思って、今日は、震えてもいい！震えてもいい！と言い聞かせて、お稽古に行きました。
今日は、その場にいる人には、薬の副作用で手が震えるのでご迷惑おかけするかもしれません。と、勇気を出して、先に言いました。
みなさん、緊張すると私も手が震えますーと優しく言って下さいました。
震えてもいい！と言い聞かせながらお稽古をしたら、今日は、この前よりは少しましにお茶がすくえました。
何より、お茶の時間が楽しく過ごせました。美味しいお菓子と抹茶は幸せでした。
震えても、続けよう。
と、思いました。

前のように、出来ないけれど、それでも、お茶を習っていい！って、自分に許可して、
震えてもいい！
出来ないことは、助けてもらおう。
出来ることだけ、一生懸命やろう。
楽しもう。

と思いました。
初級セミナーでのキラキラしたうさこさんに、助けてもらいました。
ありがとうございました。