ハンナアーレント

2013年12月11日 日常
今日は映画を見てきました。『ハンナアーレント』ナチスの時代にユダヤ人を大量虐殺に導いたアイヒマンの裁判を、ユダヤ人哲学者であるハンナアーレントが傍聴したもの。悪は、平凡な人間が作り出してしまう、義務感が良心に勝ってしまって上から言われたことをそのまま実行したに過ぎないいたって普通の人間から産み出されるものだと。
でもそれを先導してしまうリーダーシップとは恐ろしいものだと思いました。
アイヒマンは死刑になったけれど、もちろん個人にも責任はあると思うけど
じゃあ自分がアイヒマンだったら、粛清される覚悟でNoといえたか?
でも本当の責任の根源悪の根源ってどこにあるの。
ナチスの大量虐殺など組織だって行われる、非常に恐ろしい人間の行動の根源。

最近の政治の動きもちょっと怪しい空気を感じるので、タイムリーな鑑賞でした。
ちなみに、めちゃめちゃ混んでました。朝並んで14:30の
チケット。映画としても見応えあり、あっという間の二時間でした。

ハンナアーレントの書籍をいくつか予約しました。年末年始に読めるといいな。


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